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これからAWS認定資格を受ける人へSAA・DVAの勉強方法と所感まとめ

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目次


はじめに

こんにちは。フォースタートアップス株式会社でエンジニアをしている田畑です。

私は入社してそろそろ2年になりますが、最近はインフラ周りの業務に携わる機会が徐々に増えてきました。弊社ではAWSを利用しており、日々業務で触れるリソース以外にも、より幅広い知識を体系的に身につけたいと思い、AWS認定資格の取得に挑戦しました。

本記事では、実際にAWS認定資格(DVA・SAA)を取得した経験をもとに、試験の概要・勉強にかかった時間・準備方法・実務への活かし方などをまとめてお伝えしていきます。


AWS認定資格とは?

AWS認定資格は、Amazon Web ServicesAWS)に関する知識やスキルを客観的に証明するための公式認定資格です。大きく以下の4つの分野に分かれています。

Foundational(基礎)

  • Cloud Practitioner
  • AI Practitioner

AWS認定資格の中でも最も難易度が低く、AWSに関する用語や基本的な概念など、基礎的な知識を身につけることができます。

Associate(中級)

  • Solutions Architect
  • Developer
  • CloudOps Engineer
  • Data Engineer
  • Machine Learning Engineer

AWSの実務経験が1〜2年程度の初級エンジニア向けの資格です。実務で求められる知識や、各認定資格の観点に沿ったAWSリソースの理解を深めることができます。

Professional(上級)

  • Solutions Architect
  • DevOps Engineer
  • Generative AI Developer

AWSの実務経験が2年以上あるエンジニアを主な対象とした資格で、AWSを用いたシステム設計や運用において、実務経験に基づく高度な判断力が求められる上級者向けの認定資格です。

Specialty(専門)

  • Machine Learning
  • Advanced Networking
  • Security

特定の分野に関する専門的な知識と実務レベルでの深い理解が求められる、専門特化型の認定資格です。クラウド未経験〜初級であれば、多くの人はCloud Practitioner(CLF)またはSolutions Architect Associate(SAA)から始めるケースが多いです。

参考:AWS 認定


なぜAWS認定を受けようと思ったか

今回、私が取得したAWS認定資格は以下の2つです。

AWS Certified Solutions Architect – Associate(SAA)

可用性や冗長化といった観点から、システム全体の設計を理解していることが求められる資格です。

AWS Certified Developer – Associate(DVA

AWS SDKやLambda、API Gatewayなどを用いた、アプリケーション開発者視点でのAWS利用に関する理解が求められる資格です。

AWS認定資格を取得しようと思ったきっかけは、実務で日常的に触れているAWSリソースが、全体の中ではごく一部に限られており、これまで使ったことのないリソースについても幅広く理解したいと感じたことでした。

普段の業務では、S3やLambdaなど、アプリケーションと連携して利用されるサービスに触れる機会が多くあります。例えば、アプリケーションからS3にファイルをアップロードし、そのイベントをトリガーにLambdaを実行するといった構成で利用しています。一方で、ネットワーク設計やセキュリティ周りのサービスについては、実務で直接触れる機会が少なく、体系的に学ぶ必要性を感じていました。

その中でも、今回取得した2つの資格は、日々の業務に直結する実践的な内容を体系的に学べると考え受験しました。DVAでは普段利用しているLambdaやS3についてより深く理解すること、SAAではシステム全体のアーキテクチャを俯瞰して捉えられるようになることを期待していました。


勉強方法

まずは、対象資格の参考書を一通り読みました。その後は、Udemyで購入した模擬試験問題集を中心に、繰り返し問題を解く学習方法を取りました。参考書については、すべてを暗記しようとするのではなく、全体像を把握する目的でさらっと読み進め、理解が浅かった部分や重要そうなポイントを、問題演習を通じて復習するようにしていました。

Udemyの問題集では、回答後に各選択肢で登場するAWSサービスの概要が図解付きで解説されており、単なる正誤確認にとどまらず、サービス理解を深めるのに役立ったと感じています。

また、より深く理解したいテーマについては、AWS Black Belt Online Seminar を活用しました。これはAWS Japanが提供している公式の技術解説セミナーシリーズで、サービスの背景や設計思想まで含めてキャッチアップできるため、知識の補完として非常に有用でした。

個人的な感覚としては、参考書だけでの合格はやや厳しい印象です。参考書の巻末に付属している模擬問題は、内容理解の確認という位置づけで難易度も比較的易しく、実際の試験レベルを想定すると、問題演習量が不足しがちだと感じました。とはいえ、参考書のみで合格している方の声も多く見かけるため、学習の進め方次第では十分対応可能だと思います。当たり前ですが、自分に合った学習スタイルを見つけることが重要だと感じました。

使用した教材

Udemy
参考書

※ 本記事で掲載している参考リンクは、すべてアフィリエイトリンクではなく、純粋な情報共有を目的としたものです。


実際にかかった時間

DVA

  • 勉強期間:2週間
  • 平日:通勤中に30分
  • 休日:3〜4時間

合計:23時間程度

SAA

  • 勉強期間:1週間
  • 平日:通勤中に30分、業務時間後に30分〜1時間程度
  • 休日:5〜6時間

合計:15時間程度

今回の受験では、先にDVAを取得し、その直後にSAAを受験しました。直前まで学習していたDVAの知識をそのままSAAの試験でも活かすことができたため、結果としてSAAはDVAよりも少ない学習時間で合格することができました。

一方で、試験の難易度自体はSAAの方が高いと感じました。DVAAWSリソースの使い方や特徴を理解していれば対応できる問題が多いのに対し、SAAではそれに加えて、要件に応じてどのようにアーキテクチャを構成するかといった設計観点が求められます。

そのため、もし受験順序が逆であった場合、SAAの取得にはより多くの学習時間が必要だっただろうと感じています。


試験会場(オンライン・オフライン)

AWS認定試験は、指定されたテストセンターで受験する方法と、自宅やワークスペースなどからオンラインで受験する方法の2通りがあります。

私は、DVAはテストセンターで、SAAは自宅からオンラインで受験しました。オンライン受験の場合、試験開始前に身分証明書のアップロードやネットワーク環境のチェックなど、事前準備が必要になりますが、移動時間や交通費がかからない点を考えると、個人的にはオンライン受験の方がメリットが大きいと感じました。

一方で、オンライン受験では、手の届く範囲に物を置かないことや、試験中に第三者が部屋に入らないことなど、受験環境に関するルールが厳しく定められています。そのため、事前に受験環境を整えておくことには注意が必要です。


実務に活かせるか?

私の場合は前述のとおり実務でLambdaとS3を利用していますが、学習を通じて「なぜLambdaを使うのか」という設計上の背景をより深く理解できるようになりました。S3イベントをトリガーとしてLambdaが起動する構成についても、単に動作を知っているだけでなく、その仕組みがどのようなユースケースに適しているのかを意識できるようになり、全体の解像度が上がった実感があります。

一方で、実務で使用する機会の少ないAWSリソースについては、時間の経過とともに知識が薄れていくのも事実だと思います。そのため、資格取得そのものが直接すべての実務に直結するというよりは、AWSに関する知識を体系的に整理したり、普段触れないサービスにも目を向けるきっかけとしての側面が大きいと思いました。


まとめ

今回は、AWS認定資格についてまとめてきました。インフラ領域に普段あまり触れない方であっても、クラウドに関する知識は持っておいて損はないと思います。

資格取得は、学習を継続するための良いモチベーションになりますし、AWSを体系的に学ぶための入口としても適していると思います。これからAWS認定資格の受験を検討している方にとって、本記事が少しでも参考になれば幸いです。